毎度の事⁉ですが、少し記事が空いてしまいました ~
現場作業優先、嬉しい悲鳴です (^^;
暖かさと共に花粉もやってくる今日此の頃。。
まるで打ち合わせでもしたかのようにA30グロリア2台が修理入庫
この車両はそれぞれ当店から以前出した車両ですが、今回修理のタイミングが重なったんで
ちょっとビックリ。
手前のアイボリーのPA30バンはフロントからの異音とライトの点きがおかしいってことで…..
異音の原因はアブソーバーのブッシュが行方不明。 (-_-;)
ショックは若干抜け気味ではありますが、今回はブッシュ入れ替えのみで対応
グロリアのアブソーバ取付け(ロア)は特殊な固定方法を採ってあるので
ブッシュを傷めないように圧入するのはちょっと大変
ブッシュの状態を確認しつつ慎重に入れ、出来上がり♪
ついでに錆びちゃったボディはペイントして見た目はおNEWな感じ 汗
ライト点灯のトラブルも今後のトラブル予防も兼ねて、
配線間引き等、細工を施し無事復活!
デイリーユーズ、尚且つ愛情を持って接してもらってるので、
キレイキレイにして、こちらも心を込めお渡し致しましたヨ 笑
(気に入ってもらえた様で何よりでゴザイマス。)
対する、漆黒のHA30セダンは燃調が濃い感じ。
今まで我慢して乗ってこられましたが、今回で終止符を打ちたいとのご依頼です
標準のシングルから、SUツインに変更したもののイマイチ調子がでなかった様で
まずは現状をチェックしていきます。
英車なんかでは装着率の多い、ポピュラーな SU (Skinners Union・すきなーず ゆにおん)
キャブレター。
このボディ形状はお馴染みですネっ‼
ちょっと形状が⁉と思ったソコの車好きな方、(笑)
サクションチャンバー(頭の部分)の形状が違う事もそうなんですが
日産系に採用されていたSUキャブレターは英国製とは基本的な機構は同じだけど、
日立がOEMで生産していた物で英国の物とは少し違います~
↑これは俗に後期と言われるものでチャンバー部が角ばったタイプ
前期、中期は英国製と同様の撫で肩です。
少し話が逸れましたが、
片側はジェットアジャスティングナットの調整にも変化がなく不穏な雰囲気。。
ピストンの動きも何かおかしい感じ
原因究明の為に分解して行くと……
まぁ、色々あるわな 汗
このSUキャブレターはニードルが肝になるんですが、
段付きと曲がりが生じてました 泣
ジェット穴の形状も危険な感じ….. 泣2
ニードルは段付きがある時点で交換がセオリーで、
(このエンジンではM-76というサイズのニードルがセットされています)
M-76を始め、M-66、M-73、M-83と近いサイズも部品がことごとく出ない状況 (-_-;)
日立SUは、英国製とは互換性があまり無く困った状況。
↑アンティーク家具に精通したWINDSORさんのアイディアもあり
特製⁉冶具で曲がりは修正出来てピストンの動きはスムーズに戻りましたが、
状況は変わらず。。
幸いにオーナーさんがもう一基、部品取りのあてがあったので、
良いとこ取りで組み合わせて…… 汗
中期ボディに変身しましたが (^^; 心配だった燃料漏れもなく何とか復活です!
(助かったぁ~、日立SUの部品については皆様苦労されている様です 泣)
色々とネタは溜まってるんですが、今日はここまで 笑
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